第20回 2022年4月23日(土)
【[対談]挑戦と失敗からまなぶ ―侍JAPAN主将からみた子どもの野球―】
【ゲストスピーカー】佐藤 旭様(茨城・竜ヶ崎リトルシニアー慶應義塾高校―慶應義塾大学―東芝(社会人侍JAPAN主将))
ゲストの佐藤様は、高校・大学を慶應義塾で過ごし、真のエンジョイベースボールを体現。東芝入社後も都市対抗野球や社会人侍ジャパンで活躍。高校、大学、社会人、侍JAPANといずれのチームでも主将を務めた抜群のリーダーシップは、こまめなコミュニケーションが基本。どんなに選手の数が多くともコミュニケーションを大切にしてきたという話が印象的であった。また、エンジョイベースボールを掲げる慶應の野球。そして、子どもの野球に携わる方々への選手目線でのメッセージなど、多彩な切り口から話題提供がされた。
第19回 2022年3月19日(土)
【チームプレゼンで学び合おう!】
【ゲストスピーカー】矢田部 義行様(Enjoy Baseball 春日部 GM)
設立から1年経ち、入部する子ども達が増えているのは、HPや体験会の成果である。学ぶコーチ(4人のコーチ全員がU12の公認指導者資格取得)、週末1/4ルール、怒声罵声禁止、お茶当番なし、父母会設立禁止など、令和型のチームづくりに徹し、これからの子どもたちの成長が楽しみなチーム。
【ゲストスピーカー】中根 裕之様(牛久市立牛久南中学校 野球部監督)
初心者選手が多い中、技術も心も丁寧に指導。主役は生徒、一人一役の係、野球ノート、スイング速度やフィジカルトレーニングの可視化、学童野球の子たちを招き中学生と写真を撮ってメッセージを書いて渡すなど、温かいアイデアで部員獲得。挨拶の良さや、どこにお邪魔してもトイレ掃除などで周囲からの評価も高い。
【ゲストスピーカー】田辺 愁平様(千葉工業大学硬式野球部 マネジメントコーチ)
マネジメントコーチとは、学生マネジャー育成のため、彼らのマネジメント活動をマネジメントする役職。細かなマニュアルを作成することで仕事を可視化し、さらに達成度がシェアできる独自のシートを作成。それを監督やスタッフと共有できる仕組みづくりをすることで風通しの良いチームを作っている。
指導対象のカテゴリが異なる3名のゲストスピーカーにより、各チームの様々な取り組みや工夫についてチームプレゼンにより話題提供された。
第18回 2022年2月19日(土)
【「先生は生徒の前で何しゃべる?」―野球指導者として、生徒指導として、クラス担任として―】
全国各地から20名の現職教員、教員経験者、大学院生などの教員志望者が集い、様々な観点で意見交換がなされた。部活動で「話す」、生徒指導で「話す」、クラス担任として「話す」、というように、「話す」という指導において重要な行為に対して様々な切り口から意見が出た。
第17回 2022年1月22日(土)
【「社会人野球凄腕マネジャーに訊く」 ー選手・チームへの支え方を見直してみませんか?ー】
【ゲストスピーカー】川上 哲矢様(セガサミー硬式野球部 前マネジャー)
【ゲストスピーカー】齋藤 裕昭様(セガサミー硬式野球部 現マネジャー)
【モデレーター】佐藤 妙子様(一球速報.com 企画推進グループ)
【モデレーター】松井克典(野球まなびラボ 代表)
昨年の12月の都市対抗野球を最後に勇退された、セガサミーの川上哲矢マネジャー。熊本・九州学院高校、東洋大学、セガサミーと計21年間マネジャーとして強豪チームを支えてきた川上様に、それぞれのカテゴリーでの仕事内容、苦労話、やりがい等を伺った。また、バトンを受け継ぐ齋藤裕昭マネジャーの話題提供もあり、気配り、目配り、心配り、そして先を読んで仕事をする力といった強豪チームの裏側に迫る内容であった。
後半では、「これからの野球界に必要なアイデアは何?」といった問いに対して、受講者からも建設的かつ創造的な意見が交わされた。
第16回 2021年12月18日(土)
【「素質適応理論(STR)講座」】
【講師】設楽 典宏様(人と組織の診断屋 学び舎 援joy 代表)
「素質適応理論」とは、生年月日と生まれた時間、性別を入力するだけで、○□△のタイプに分けられ、思考の熱量や生き様の特徴、さらには人と人との相性などが分かるというもの。選手、児童・生徒、クライアント、上司、同僚、部下、夫婦、息子娘など、普段関わる人のタイプを知り、おおよそのその人の特徴が分かると関わりやすくなったり、指導しやすくなったり、心が軽くなったりする。この回では、「素質適応理論」の概要や実際の判定などを体験することができた。
第15回 2021年11月20日(土)
【中学軟式野球部の魅力と先進的な取り組み―地域移行・協同を具現化するための提案―】
【演者】川島 博貴様(千葉県柏市立酒井根中学校 監督)
【演者】江原 秀則様(東海大学附属浦安中学校 監督)
【演者】郡司 匡宏様(埼玉県所沢市立安松中学校 監督)
【演者】勝田 大介様(千葉県佐倉市立根郷中学校 コーチ)
千葉、埼玉の中学軟式野球界、昭和55年度生まれの41歳になる歳の先生方が登場。中学軟式野球の魅力、地域移行へのクラブ化と部活動の両立、各先生の指導方針や取り組みなど様々な切り口から話題提供を受けた。
第14回 2021年10月16日(土)
【女子野球の魅力】
【ゲストスピーカー】田村 知佳様(横浜隼人高等学校女子野球部 監督)
横浜隼人高校の取り組み、女子野球の魅力、課題など多岐にわたる内容の話題提供があり、さらに今後の女子野球の展望についても話があった。
第13回 2021年9月18日(土)
【学童野球のチームマネジメントについて『事務局】
【ゲストスピーカー】矢幅 照幸様(札幌白石リトルリーグ)
学童野球の事務局の実践報告とともに、様々な問題提起が行われた。その後参加者とのディスカッションを通しながら、子ども、保護者、指導者、地域、チームマネジメント、事務局などの在り方、問題点、これからの展望など有意義な意見交換が行われた。
第12回 2021年8月21日(土)
【実践報告会】
【演者】宮内 智様(さいたま市教育委員会/元さいたま市立中学校教諭)
[テーマ]GIGAスクールとスポーツ
ICTの利用・活用についてがテーマであり、スポーツ指導への導入例などが紹介された。子どもたちに1人1台の時代、大人も学んで一緒に活用しなければならないということが再認識される内容であった。
【演者】小田 勇一様(宮本慎也杯審判部)
[テーマ]宮本慎也杯について(学童野球)
バント禁止や、特別指名打者制度など、子どもたちが打って楽しいと感じられるようなルール設定の工夫が紹介された。また投球制限ルールもいち早く取り入れており、子どもファーストの大会運営の様子が印象的な内容であった。
【演者】諸星 邦生様(我孫子二階堂高等学校野球部監督)
[テーマ]ラベリングワークを受講して
チームビルディングの手法の一つである、ラベリングワークの効果について話題提供がされた。部の方針として野球をやることで野球以外のことができるようになる、色々な人に関わって、色々なことを学ぶということが印象的であり、そうした方針のもとに行われたアクティビティであった。
第11回 2021年7月31日(土)
【横浜市都筑区・都築インデペンデントリーグについて】
【ゲストスピーカー】伊豆原 真人様(神奈川県立川和高等学校野球部 監督)
子どもの野球人口拡大に取り組む、神奈川県横浜市都筑区の「都築インデペンデントリーグ」について話題提供を受けた。7月末に行われた本イベントの報告と、参加の皆さんにどのようにしていけばより良いものができるのかの提案を受けつつ議論が進んでいった。
第10回 2021年6月19日(土)
【「プレゼン甲子園レディース」―女子野球の魅力を選手が発信―】
決して恵まれない環境の中でもひたむきに取り組んでいるチーム、男子野球部が優先的な野球環境の中で様々な工夫を続けるチーム、ダンスや怪我防止に取り組んでいるチーム、野球以外の活動を充実させているチーム等、様々な工夫やノウハウ、取り組みが紹介された。
第9回 2021年5月22日(土)
【座談会・中学校軟式野球部サミット】
中学校の軟式野球部にフォーカスし、中学校野球部の監督、指導者、保護者、高校野球指導者、ベースボールライターなど、多彩な16名の方々にご参加いただき、議論を進めた。部活動ガイドラインや、令和5年度からの休日の部活動の段階的な地域移行の方針が出されたことを踏まえ、運動部活動の方向性と指導課題、軟式選手が高校以降に伸びる秘訣、指導者たちのチームづくり法などに至るまで話題が広がった。
第8回 2021年4月17日(土)
【学童野球のコーチングってなあに?】
座談会方式で15名の参加者とともにディスカッションを行った。指導者の威圧指導と子どもへの声がけ、内向的で大人しいチームへのコーチングはどのようなものかといった話題や、指導者の育成方法、関わる全員が学童野球を楽しめる環境とは何かといった、新しい学童野球への提案などに至るまで話題が広がった会であった。
第7回 2021年3月20日(土)
【野球への関わり方を広げよう〜私たちが支えたい野球界の明るい未来〜】
【ゲストスピーカー】岩崎 友香様
【ゲストスピーカー】佐藤 妙子様
【ゲストスピーカー】頓所 理加様
[女子、女性も楽しく活躍できる野球を!]
野球をこよなく愛する熱いゲストスピーカーをお呼びし、女子野球の普及活動だけでなく、様々な立場で野球を支えてきた視点から、今後の野球界への展望について話題提供を受けた。女性が野球に関わりずらい雰囲気のある頃から様々な苦労を重ね、周りの人を上手に巻き込みながら女子・女性の活躍の場を広げてきた活動について紹介があった。他にも場内アナウンスの奥深さ、普及活動、女子野球チームを作る苦労や楽しさ、女子の組織や大会をつくっていく仕組み・仕掛けづくりなどあらゆる角度からお話があった。ゲストスピーカーの3名皆さんが楽しそうに話す様子は、今後楽しいことがたくさん起こりそうだと思わされたものであった。
第6回 2021年2月20日(土)
【高校野球の先にあるもの〜川和高校野球部の取り組み〜】
【ゲストスピーカー】伊豆原 真人様(神奈川県立川和高等学校野球部 監督)
川和高校は、神奈川県屈指の進学校。一般受験で大学へ進み、東京六大学や国公立大学に進学しても多くの卒業生たちが硬式野球部等で野球を続けている。そのマインドを生む秘訣や、チームを作る上での監督としてのマネジメントについて話題提供を受けた。
具体的には以下のような内容であった。
・各地の強豪チームに練習試合を挑み、相手校の選手・指導者と積極的に交流し、自分たちがどう見られているかの「答え合わせ」をする。
・大学野球のハードルイメージを下げる取り組み。
・受験勉強と野球を一体とした思考法。
・保護者との関わり方。
・学校あげての部活動を頑張れる仕組みづくり
多岐にわたる話題を通して、多くの気づきと学びを得ることができ、「ここまでやるのか」という伊豆原先生のチームづくりが大変印象的であった。様々なチームの組織づくりに参考になるポイントがいくつもあった会であった。
第5回 2021年1月23日(土)
【野球まなび新年会】
学童保護者、中学指導者、中高一貫指導者、高校指導者、高校指導者OB、大学指導者と、様々な立場の参加者により多岐にわたるテーマでディスカッションを行った。話題は多岐に渡ったが、参加者に学童指導者がいないにも関わらず自然と学童野球の課題・制度や疲労と、子どもの野球環境についての話題にも触れられ、広い視野に立ち野球界の「当たり前」を検証・精査する姿勢の重要さが感じられる会であった。
第4回 2020年12月19日(土)
【選手と指導者が一緒に考える】
【ゲストスピーカー】金坂 博様(FCアミーゴ Jr.ユースコーチ)
野球とは異なる他競技の取り組み、保護者との関係、NPO法人格取得の有益性、課題解決型チームづくり、サッカー指導者から見た野球界など多岐にわたるテーマでディスカッションが展開された。
第3回 2020年11月21日(土)
【ダブルゴールコーチング・群馬北毛三校リーグの取り組み】
【ゲストスピーカー】小泉 健太様(群馬県立渋川工業高校 監督)
野球人口の減少対策、課題解決型チームづくり、主体的な活動づくりなどについて質問し合いながら、話題を展開した会であった。
第2回 2020年10月24日(土)
【選手がワクワクして通ってくるチームづくり】
【演者】松井克典(野球まなびラボ 代表/日本工業大学 助監督)
参加者の指導観や実践について共有しつつ、選手と監督の関係、子どものチームづくりなどを質問し合いながら学びを深める会となった。
第1回 2020年1月11日(土)
【野球部ディズニーランド計画】
【ゲストスピーカー】坂本 賢司様(千葉県立我孫子東高校 監督)
第1回目の野球まなびラボは対面で実施された。魅力ある野球部とはどんなものか、話題提供を受けながら参加者同士のディスカッションも通し、学びを深めた会であった。