代表 挨拶

代表理事 松井克典

野球という素晴らしいスポーツを子どもたちがキラキラした瞳で取り組み、かかわる人みんなが幸せになるもっとワクワクした仕組みに。

 一般社団法人野球まなびラボのホームページにアクセスいただきまして誠にありがとうございます。当団体は、2020年1月に21名の参加者ではじまった野球指導者の学びの会でした。野球指導者や保護者などの野球に関わる人たちの学びを促進するために、研究や実践の積極的な情報発信を通して学問や知見と現場とを結ぶとともに、相互交流、情報交換、人脈形成などしながら、お互いに学び合い、気づき合い、話し合っていける会にしたいと考え、創設いたしました。以降、多くの皆様に育てていただき、事業拡大しながら歩んで参りました。

 令和の新時代に入りました。昨今、子どもたちの「野球離れ」が深刻化しています。私たち指導者にとって、勝ち負けだけではなく、今まで以上に野球の楽しさや素晴らしさを子どもたちに知ってもらい、「野球をやってよかった」「このチームに入ってよかった」と思ってもらう指導が大切になってきています。そのために、子どもたちが毎日ワクワクして、キラキラした瞳で野球に取り組むチームづくりをしたいものです。
 一方で、指導者が「自分が受けてきた指導のコピー」をそのまま体現し、依然として威圧や暴力・暴言による指導、激しい年功序列が残念ながらも残っている実態があります。指導者は「学ばざる者、教えるべからず」を心に留め、常に進化し続ける必要があると思います。当団体はその進化のお手伝いが出来ればと思っております。

   各組織の実情や環境、指導者としての「思い」はそれぞれあるでしょう。子どもの扱いが難しくなったということもあるでしょう。だからこそ、それぞれの状況に応じて指導者がアレンジし続ける必要があると思います。テキスト上の情報や著名な方々の講演だけでなく、似たような境遇にあったり、同じような悩みや喜びを抱えていたりする指導者たちの実践や工夫、意見も、明日から活用できる重要なノウハウになるのではないでしょうか。そして、ご自身の考えをアウトプットすることは、誰かの学びを支えることになるとともに、何よりご自身の思考の整理や発展的な気づきにもつながります。

 当団体のホームページ内の数々の情報やセミナー等のイベントを通じて、指導者の皆さん同士が学び合い、気づき合い、話し合い、明日の野球指導やチームづくりのヒントを得ていただければ幸いです。

一般社団法人野球まなびラボ

代表理事 松井克典